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カタクリ1

カタクリ

片栗粉を御存知ですか? そう、読んで字の如くカタクリから採取されるでんぷんのことです。

結構土深く入り込んでいるカタクリの鱗茎からは上質のでんぷんが取れます。

でも、今日市販されているものは、トウモロコシかジャガイモのでんぷんです。

これは、カタクリが少なくなっている現状とカタクリ一本からとれる量が微量で掘る手間もかかるからでしょう。

この花の下を向いてうつむき加減に咲く有様と風に揺れなびく風情は、その紫の高貴な色合いと相まって清楚で貴賓に満ち溢れています。

ですから、食べるにはちょっと躊躇する向きもあるかとは思いますが、カタクリは花から葉っぱ、茎・鱗茎にいたるまでまるごと食べることができます。

前述の通り、カタクリは数が徐々に減ってきている貴重な山菜なので、用いる場合は茎から上だけ利用することとし、鱗茎はそのまま残しておきましょう。

カタクリ2

カタクリの見分け方

林の中の陽だまりや斜面などに群生する多年草です。

春の早い時期に、まだ冬枯れ一色に染まっている自然の中で目にするカタクリはとても印象的です。

葉の表面には紫褐色の斑紋があり、葉は緑色のすべすべした楕円形をしていて、縁は小さく波うっています。

カタクリの花の近くにカタクリと同じような葉をもつ(ただし一枚だけしか葉がついていません)小さな植物を見かけますが、これもカタクリです。

花をつけないごく小さなものは葉っぱが1枚しかありませんが、花をつけるものは2枚の葉をつけています。

春早く15センチくらい茎が伸びて先端に気品のある紅紫色の美しい花を咲かせます。

カタクリの花には、6枚の花びらついており、反り返えるように咲いています。

鱗茎はかなり深い地中にあるので、採取するにはスコップなどが必要です。

花が終わると、果実が形成され、中には2〜3ミリの種が入っています。

この種が花をつけるまで実に10年近い歳月が必要と言われていますので、くれぐれも鱗茎には手をつけないようにしましょう。

カタクリ5

食べ方

カタクリの葉や花は、束にしてかるくゆでて水にさらし、すぐに水切りをしてあえものやおひたしに利用します。

生のまま天ぷらにして塩でいただいてもおいしいです。

でも、食べすぎるとてきめん下痢をしますから注意しましょう。